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栄養学の突っ込んだ話その2:貧血=鉄分の不足だけじゃないかも?
2013 / 09 / 23 ( Mon )
こんにちは。
Office Guriの諸橋直子です。


昨日「ペット食育士2級講座」についてこのメール内でお話をしたら



「今回は都合が悪くて行けなかったのですが来年はぜひ参加したいです!」



という熱~いメールを早速いただきました。



ありがとうございます。



気を良くして(笑)、今日もちょっとだけ栄養のお話をさせていただきます。




2級講座の大テーマは


「犬の食事についての一歩掘り下げた基礎知識を学び、
 様々な疑問や悩みについて、自分自身で情報をある程度判断する力を
 身につけていただく」


です。



そして講師を務める私のごく個人的な裏テーマが



「栄養素って単独で働いているわけではない。
 だから色々なものを食べて、ちょっとずつ色々な栄養素を取っていれば
 体の中で相互作用や相乗効果も期待できるし
 結果としてそれが健康を守ることにつながる」



をお伝えすること。


そのために、栄養素の細かな話をねちねちとみっちりお話します。



そのくせ「別に暗記しなくていいですよー」と言います(笑)



じゃあ覚える必要もなような細かな話を何故するんだ!ですが
大切なのは「栄養って単体で働いているわけじゃないんだよ」というのを
具体的にイメージしていただきたいから。



話は少しそれますが、これってアロマテラピーで使用する精油にも同じことが言えます。



精油内に含まれる成分は、精油によって数百から数千種類と言われています。
多くは有機化合物。
その中で「抗菌作用がある成分はこれ」「抗ウィルス作用があるのはこれ」という風に
いくつかの成分について顕著な働きがピックアップされ紹介されます。



ただ、これらの成分も単独で働いているわけではないんですね。
いくつもの同じ精油に含まれる成分が複雑に絡み合い
相互作用などもあり、働いている。



ただ、私たちはそういう成分の化学構造とか
どれとどれがお互いに助け合って、とか
そういうことを気にしなくても



「ああ、風邪の季節だわ。ティーツリーをディフューザーで香らせて
 空気中の抗ウィルス対策をやろう!」



と言う具合に、リラクゼーションも兼ねて楽しく利用しているわけです。



食べ物もこれと考え方の基本は一緒で
野菜や肉を一口齧れば、それはたくさんの栄養素を取りこんでいるわけです。



あとは私たちが寝ていようがテレビを見ていようが
体がわっせわっせと消化吸収をやってくれます。



この一口に「カルシウムが何mgで…」と意識しなくても
色々な食べ物を食べていると、結果生きて行くのに必要な量は摂取できていて
健康に暮らして行けている。



そしてこれは、犬も同じことが言えるのでは?というのを言いたいがために
2級講座ではわざわざ栄養についてみっちり細かくお話をするわけです。



例えば…。



胃を切除した人が貧血になる、というのは有名な話です。



色々な本を読んでいると



「胃の病気で胃を切除した人がその後貧血になる率があまりに高い。
 それは何故だろう?」



ということに注目した胃腸科の専門医の研究から
ある発見がされた、と言うようなことが書かれています。




そのある発見とは?



○○さん、ビタミンB12っていう栄養素をご存知でしょうか?



サプリメントなどでも出回っていますので
耳にされたこともあるかと思います。



貧血=鉄!!というイメージですが
実は正常な赤血球の合成には鉄も大事ですが、ビタミンB12という栄養素も
大事な働きをしています。



ビタミンB12が何をしているか?というと
血液の中で酸素を運ぶのに重要な「ヘモグロビン」という成分の中に
鉄を送りこむ際に、鉄をスムーズに送り込むのを助ける働きをしています。



そのため、ビタミンB12が欠乏すると
正常な赤血球が作れなくなる。



→結果、貧血になる。



まるで風が吹けばおけ屋が儲かる的な、
何かと何かがつながって、そのつながりから別の何かが…と言う感じですが
栄養が一筋縄でいかないのはこのためです。



そしてこのビタミンB12というやつは
胃粘膜から分泌された内因子と結合して、
腸で吸収される、という面白い仕組みで
吸収率がUPしています。



そのため、胃を切除してしまった場合は
そのB12の吸収率をUPしてくれる「内因子」というやつが無くなってしまう。



結果、ビタミンB12の吸収率が下がってしまい
赤血球を作る際、正常な赤血球が作れなくなってしまい、貧血になる…。



そんなことが体の中では起こっている次第です。





「貧血=鉄分の不足!!」と言うイメージが世の中では圧倒的ですが
貧血にならないためには、ビタミンB12も不可欠なんだな、
だったら貧血の予防には鉄も大事だけど、ビタミンB12も意識的に摂取してみよう!


ビタミンB12は腸内細菌によって合成もできるそうだから
そうした細菌が活動できるよう、
細菌のエサとなる食物繊維を積極的に取ってみようかな~。




こんな選択をして、犬の食事や飼い主さん自身の食事を考えたり
食材を選べるようになっていただく。



栄養素を単体で捉えるのではなく、もう少し立体的に
複眼的に考えていただけるようになると
選択の幅も広がります。



そして、



「○○病に効果的な栄養素を教えてください」



と言うご質問もたくさん頂戴しますが
確かに○○の場合はこの栄養素!的な情報もあることはある。



でも、そもそも栄養素ってお互いに複雑にからみあっているし
あるい栄養素が働くためには他の栄養素のサポートが必要なケースも多い。



なので、栄養素単体だけに注目すると
大事なことを見逃すケースもあるのでは?






そんなところまで、一歩踏み込んで考えられるようになっていただくと
飼い主さんが犬のために食事やサプリメント等を選んであげる際に
よりよい選択をしていただけるようになるのではないかと思います。




こういうことを2日間かけてみっちりみちみち勉強していただく講座を
2013年は2回くらいやろうと思ってます。



但し、こういう勉強は段階的にやる必要があります。
基礎を学んでいただいた上で、さらに詳しいことを学んでいただくのが
学習としては最も効率がいいためです。


そのため、飛び込みでの受講はお受けしていません。


「ペット食育入門講座」を受講済みであることが
2級講座の受講条件になりますので
2013年に2級講座の受講を希望される方は2月に開催される「入門講座」を
受講しておいてくださいね。



↓  ↓

■ペット食育入門講座:2013年2月3日(日)札幌開講決定!
 詳細のご確認とお申込みはこちらから。
(募集受付は終了しました)



昨日のメルマガ配信直後から、早速お申込みをいただいております。
ありがとうございます。








そしてここからようやく薬膳のお話です。
今日のメルマガは長いんです(苦笑)




薬膳というと「特殊な漢方食材を使わなくてはいけないのでは?」と言う誤解がありますが
実際にはそんなことはありません。



昨日も少しだけお話ししましたが
東洋医学では「病気になる前に普段から気をつけて健康を守る」が大テーマですから



”普段から無理なくできること”



が大切なんですね。



なので、食事についても


「普段食べてるものの性質や特徴を知り、それを体質や体調に合わせて上手に選んで
 メニューを考える」


が、薬膳の基本となります。



例えば「鶏肉」。



栄養学的な話をすると、鶏肉は「たんぱく質が豊富でビタミンB群、鉄、亜鉛が豊富で…」と
なりますが、薬膳の場合、これとは全く別の視点で食べ物を見ます。



●その食べ物は体を温めるのか?冷やすのか?その中間なのか?

●その食べ物は体のどんな生理機能や臓器に働きかけるのか?

●その食べ物はどういった影響を体に与えるのか?






こういう視点は、私たちが普段接する「栄養学」とはかなり異なります。



では、この「薬膳の視点」で周りにある食べ物を見てみるとどうなるか?



■鶏肉:


●体を温めます(温)
●消化器や消化機能全般に働きかけます(脾・胃)
●消化器や消化器全般をサポートし、元気を補います(甘)




とりあえず(カッコ)の中に書かれていることは
この段階では無視してください(笑)




ここからどういうことが言えるかというと…。



・鶏肉は体を温めて、消化器系全般をサポートする働きを持った食材である。
・元気を補う作用もある。



なので、寒さで体が冷えがちなこの季節、
犬も飼い主さんも今夜は鶏肉にしようかな?とまあ、こんな選択ができるということなんですね。



もしくは病気の回復期に、内臓をしっかり温めて
動きを活発にするのを助けてあげたい、
消化機能をサポートして食べたものをしっかり消化吸収させてあげたいな、と考えている場合は
鶏肉の脂身の少ないところを選んで、
鶏粥にしてあげる、といったアレンジも可能です。




「へえええええ。食べ物に体を温めるとかそういう作用があるんですか!
 そんな風に考えたことも無かったです!!」



薬膳的な視点で食材を見た場合に考える「温める作用・冷やす作用・どちらでもない作用」の
お話しをすると、少なからずこんな風に驚かれる方が多いです。



今は季節的に冬なので温める食材の話をしましたが
逆を言うと夏場の暑い季節には「身体を冷やす作用のある食材」が活躍します。



夏野菜の多くはこの「冷やす」作用を持つものが多いですしね。



そういう意味で「旬の物を食べる」というのは
理にかなっているともいえます。



ではこうした食材の性質を踏まえて、犬の食事メニューを考えたり
飼い主さん自身の食事にも生かすには具体的にはどうしたらいいのか?



これについて、次号のメールで引き続きお話ししていきます。




今日はここまでです。


またメールさせていただきます。



ドッグホームケアセラピスト
諸橋直子

(終)





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